Hungarian Rhapsody No.6
ヴラディミール・ホロヴィッツ RCA<47>SS☆
若い頃の録音でそれは凄まじい!フリスカ直前とコーダはホロヴィッツ編になっており、演奏効果がとても高い。ある意味ラプソディーというよりもっと自由なものと言えるかもしれない。もちろんオクターブの勢いも驚異的で、非常にエキサイティングな名演だ。
ジョルジュ・シフラ EMI<68> S☆
旧盤より断然良く、彼の持ち味が発揮されている。初めて聴いたときなど随分驚いたものである。フリスカの余裕綽々、跳躍まで広げる始末な演奏がまず耳につくが、やはり聴くべきはラッサンだろう。彼はどのピアニストよりもハンガリーのド演歌を歌い尽くすことの出来る貴重な存在である。しかしこの音源はあくまでレコーディング。Aura盤はさらにやりたい放題やってるし、BBCのLDでは目を見張る映像を見ることができ、連続オクターブの信じられない動きなど私的には一番凄いと思う。
Hungaroton<56> A
一回目の正規録音だが、後の録音と違い随分おとなしい。スリリングさもあまりないし、ノッてないので他の録音を聞いているとつまらなく感じるが、逆にまともに弾いている忠実な録音という点では貴重かもしれない。
ミッシャ・レヴィツキ NAXOS<27> S☆
予想以上に聴き応えのある演奏で、テンポの伸縮やディナーミクも素晴らしく、有り余ったテクを持って非常にラプソディックな表現を展開している。最後のクライマックスも特別なことはしていないが、迫力に押さえこまれそうだ。
冒頭からブリリアントな表現で、テンポや音の質はドライながらも非常に充実した演奏だ。フリスカに入ってからはリテヌートを多用して、少々古臭い表現ではあるがその分推進力がある。
マルタ・アルゲリッチ DG<60> S
コンクールばりばりの頃の録音で、独特の奔放さもよく表れており、後半のオクターブ連打はさすがだ。これで冒頭部分にももっと自由さがあれば、興奮度がさらに増すのだが。ソナタの録音などに比べると随分気楽な印象を受ける。
セルジオ・フィオレンティーノ APR<66> A+
1998年にこの世を去ったナポリ生まれの名ピアニスト。ほぼ無名の彼であるが、残された録音は若い頃から晩年まで途中のブランクを除いてとても充実していた。詳しくはまた別項で述べるとして、この6番の演奏は不足点の少ない秀演である。ラプソディックな表現には少し欠けるが、充分説得力はある。
バイロン・ジャニス MERCURY<52> A+
優秀なテクニックで過不足なく全体をまとめており、瑞々しさも備えた若き演奏。予想通り最後はもちろん師匠に準じている。
Piano de Virtuoso



