Piano de Virtuoso
久しぶりにYou tubeを色々チェックしてみました。
カツァリスのお宝映像がひそかにアップされました。
1975年にフランスのテレビにカツァリスが出演して「熊蜂の飛行」を弾いたものです。
この曲は音源ではあるものの、映像では初めて。とにかく見てください。演奏はもちろん凄いんですが、それ以上に驚きなのがシフラを目の前に弾いていることです。やはり並の人間ではないな
と思いました。時折見られるシフラの表情もたまりません!ちなみに、このときカツァリスは、またかの有名なワイセンベルクのジャズソナタを弾いており、その映像は一部で出回っていた時期もあったんですが、カラーでこんなものが残っていたとは驚きです。
http://fr.youtube.com/watch?v=qgkANKRjA4U
後はメシアンの映像も見たことがなかったので楽しめました。
http://fr.youtube.com/watch?v=WuOUBCdw7qg
カツァリスの映像はカーネギーの悪趣味!?なショパンの3番やリストのチャルダッシュだけかと思っていたので思わぬ発見でした。シフラの画像もハンガリーの2番などが増えていて要チェックです。やはりYou tubeは色々問題があっても、ありがたいサイトですね♪

アラウのラヴェルなんてちょっと想像出来なかったんですが、これは上手い!スカルボが入っていないのが本当に残念です。オンディーヌでの要所要所のルバート、リテヌートの効果的な使用、その極めて美しい響きには聞き惚れてしまうほどでした。逆に絞首台は恣意的な事をしていないのがポイントで、ラヴェルの意志に従ってのことでしょう。
ちなみにスカルボがないといえば…以前知人のT氏の話で、フランスのピアニスト、ポール・クロスリーのコンサートの話を聞いたのですが、なんとトリでガスパールを弾いたにもかかわらず「絞首台」が終って袖に引っ込んでしまったらしいです。しかもその後全く出てこず結局腹痛の為その日のコンサートは終ってしまったのだとか…笑。「絞首台」で演奏会終了とは今まででこんなに後味の悪いコンサートはなかったそうです…そりゃそうだ!
さて、もちろんラヴェル以外にもこのCDにはアラウ壮年期以前の貴重な録音が入っているので、非常におすすめです。
先日8日と14日の本番、2つとも無事終了いたしました。
聴きに来てくださった皆様本当に有難うございました。特に昨日は台風で雨が降っていたにも関わらず、沢山の人に来て頂きとても嬉しかったです。
8日の方は、カプースチンのソロでしたが、人前でカプースチンを弾いたのは初めてでして、なかなか並大抵では乗り切れないことを痛感しました。やはりカプースチンの曲は特殊な位置にある音楽だと思いました。しかし同時に今後の自分の方向性においてこれから取り上げていくべき作曲家であるとも思うので、また完成された形で披露できればと思います。
そして、昨日のデュオも本番では珍しく冷静に(いつもオーバーヒートすることが多いので…笑)ボレロとエルサロンメヒコをクリアすることが出来ました。
デュオも色々醍醐味があって良いのですが、やはり今度は久しぶりにソロでリサイタルをしてみたいですね。実現できるように更に磨いていこうと思う今日この頃でした。

久々のHP更新です。掲示板あまりに荒らされた為閉鎖しました。しばらくはメールにてお願い致します。
随分こちらもほったらかしになっていましたが、先日の5/29の演奏会の準備に常に追われる日々で、こういう時はなかなか心の休まる暇がないものです。色々と大変でしたがなんとか無事終えることができました。聴きに来て下さった皆様、本当にどうも有難うございました。写真はとりあえず携帯で撮ったものなので、後日また良い写真をアップしたいと思います。
今回はいつもの演奏会と違って、私がずっと前からやりたかったコンセプトの演奏会だったので、聴衆の方々の反応は実に様々でした。賛否両論ですが純粋に楽しかったといってくれた人が多く、少しでも楽しい時間を共有できたことがとても嬉しかったです。
全てのプログラムが終わった後、自分の中ですごく達成感があり、これまでに味わったことのないようなソロのリサイタルとは全く違う不思議な感覚を味わいました。自分の中で何かがハジけたような気がします。
しかしもちろん反省点は山のごとくあり、ジャンルの壁をこえるには演奏家が想像をこえるぐらいのとんでもない力を持っていなければいけない必要があるということを改めて実感…。
それにクラシックに付きまとう様々な偏見はまだまだ一般聴衆の方々の心に強く存在すると思います。それを少しでも振り払うためには、演奏家は様々な工夫を凝らして常に全力で演奏活動に力を注いでいく必要があるのではないでしょうか。



さて、向こうで見たバレエの話。本場のバレエはどんなものかと楽しみにしながらボリショイ劇場へ。劇場の雰囲気はやっぱり全然違って、映像でしか見たことなかったので実際見てちょっと感動しました。はっきり言ってそこまでバレエ自体に興味があるわけではありませんが、バレエ音楽は大好きでやはりなんといってもストラヴィンスキーなどのバレエ作品にはよく感動したものです。この時期はちょうどオペラやバレエのシーズンで、毎日色々な作品が上演されているようです。

そして私が見た日の演目はオムニバス形式(ハイライト)で3作品を上演という形で、それぞれタイトルは分からないものの、テーマは明確だったように思います。
1部はチャイコフスキーでしたがメジャーな白鳥やくるみ割りではなく、有名な弦楽セレナーデに振りをつけたものでした。詳しくは分かりませんがやはり動きが軽やか、オケもそうですが精密さというよりも国民性のようなものを強く感じました。
そして2部は少し近代的というか、金管を中心としたバックに合わせた振りであまりパッとせず、衣装も違和感がありました。
そして最後の3部、これが衝撃でした!
かなり現代的で、衣装もシンプルなのでバレエよりもダンスという感じもしましたが、これが面白い…!オーケストラなんか誰一人おらず、怪しいおっちゃんがいきなり現れてパソコンをいじりだしてシンセサイザーを鳴らし、その不思議でリズミックなサウンドで綴るなんともいえない世界!!
つまり私が普段たやすく想像していたバレエは、もはや古典だということが驚きでした。例えばピアノ音楽をロマン派までしか知らないようなもので、現代バレエはこんなに進んでいるのかという貴重な刺激を受けることができました。

半年ぶりのコンチェルトフェスタ、終了しました。今回はチャイコフスキー以外はライトな選曲にしていたので、聴衆の方々も肩を張らずにすむような気楽な雰囲気を少しは作れたのではないかと思います。もちろん演奏者側としても、純粋に音楽を楽しみながら演奏することが出来ました。もしそれが少しでも伝わり、一緒に楽しんで頂けたなら幸いです。
ちなみにアンコールはグルダのプレイピアノプレイのエクササイズ6番と5番。この二つは特に私が好きな作品で、アンコールなどに向いているジャズスパイスの効いた作品です。今回は6番を連弾で交替に弾くという試みをしましたが、実は以前2年ほど前にも一回試したことがありまして今回はそれより更なるグレードアップバージョンということでした。録音と違ってその場でしか味えない視覚的要素というのも演奏には必要だと思います。
さて、肝心の本プロの方ですが冒頭のスクリャービンはかなり緊張してしまったものの、逆にその張り詰めた感が良かったかもと思う程、自分の表現したいことが出来たように思います。続くベネットは練ればねるほど形が次々に変わるような、やはり即興的要素が強い作品だと改めて実感し、こういうライトなものほど適当にはこなせないことを強く感じました。
そしてチャイコフスキー、巨大な作品ですが聴衆の方々にどう伝わったかが気になるところです。単なるヴィルトゥオーソ作品でもなく、チャイコフスキー節を歌い回すだけでもなく、現在ピアニストにとって一番捉えどころの難しい作品となっているようにも思います。大抵のことはもう全部出尽くされた感があるので、どうアプローチするかということは深刻な問題です。今回の演奏はまだまだ20世紀的な演奏の域を出ないものでしたが、これを布石として今後もっと新鮮なものを残していけたらと思います。
聴きに来て頂いた皆様、ありがとうございました。
ちなみに、友人の協力により演奏会の動画が一部断片的ですがございますので、もし見てみたいという奇特な方がいればご一報を☆ここにアップしたかったのですが、エラーばかりでて結局出来ませんでした。。