半年ぶりのコンチェルトフェスタ、終了しました。今回はチャイコフスキー以外はライトな選曲にしていたので、聴衆の方々も肩を張らずにすむような気楽な雰囲気を少しは作れたのではないかと思います。もちろん演奏者側としても、純粋に音楽を楽しみながら演奏することが出来ました。もしそれが少しでも伝わり、一緒に楽しんで頂けたなら幸いです。
ちなみにアンコールはグルダのプレイピアノプレイのエクササイズ6番と5番。この二つは特に私が好きな作品で、アンコールなどに向いているジャズスパイスの効いた作品です。今回は6番を連弾で交替に弾くという試みをしましたが、実は以前2年ほど前にも一回試したことがありまして今回はそれより更なるグレードアップバージョンということでした。録音と違ってその場でしか味えない視覚的要素というのも演奏には必要だと思います。

 さて、肝心の本プロの方ですが冒頭のスクリャービンはかなり緊張してしまったものの、逆にその張り詰めた感が良かったかもと思う程、自分の表現したいことが出来たように思います。続くベネットは練ればねるほど形が次々に変わるような、やはり即興的要素が強い作品だと改めて実感し、こういうライトなものほど適当にはこなせないことを強く感じました。
そしてチャイコフスキー、巨大な作品ですが聴衆の方々にどう伝わったかが気になるところです。単なるヴィルトゥオーソ作品でもなく、チャイコフスキー節を歌い回すだけでもなく、現在ピアニストにとって一番捉えどころの難しい作品となっているようにも思います。大抵のことはもう全部出尽くされた感があるので、どうアプローチするかということは深刻な問題です。今回の演奏はまだまだ20世紀的な演奏の域を出ないものでしたが、これを布石として今後もっと新鮮なものを残していけたらと思います。
聴きに来て頂いた皆様、ありがとうございました。

ちなみに、友人の協力により演奏会の動画が一部断片的ですがございますので、もし見てみたいという奇特な方がいればご一報を☆ここにアップしたかったのですが、エラーばかりでて結局出来ませんでした。。

Changed at 2007/02/21(Wed) 14:40
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